南インドに来ています。ケララという州に２週間ほどの滞在予定で、コチからカンヌールというところに向かう電車の中でこのブログを書きました。
コチにはビーチもあり、のんびりとしたところだと聞いていたので予定も立てずにのんびり過ごすのもいいなと思っていたのですが、せっかくだしという欲が出て、いろいろ調べてちょうど良いスケジュールだった5日間のアーユルヴェーダ・クッキングコースを日本を発つ前に申し込んでいました。
デリーから朝6時の飛行機でコーチン空港に着くと、辺り一面に広がる椰子の木が目に入り早速南国ムードに。
でも、頼んでいたピックアップのドライバーさんがなかなか見つからず、インドでは電話を使用していないので、近くにいた男性に頼んでドライバーさんの携帯に電話をかけてもらい、なんとか会えました。
この日はそのままアーユルヴェーダ施設に直行し、午前中は理論のクラスで、午後からはクッキングのデモンストレーションがありました。
初日はひとりで。2日目からはアーユルヴェーダの栄養学クラスを受講し終わったスペイン人女性に合流し、スパイスや食材、6つの味の効果・効能についての講義と実践と、あっという間の5日間。
年とともに記憶力も集中力も薄れがちなので、こうして機会があるごとに繰り返し、楽しみながら学んでいけたらいいのですが...。
クラスが修了してからはホテルを中心部からフォート・コチというエリアに移し、ちょっと観光も。
おしゃれなカフェやアート・ギャラリー、そしてアーユルヴェーダ施設がたくさんのフォート・コチ。
そしてここからオートリキシャで15分程度のところにあるマッタンチェリーというエリアにも。
南インドはクリスチャンが多く教会もたくさんあるのですが、マッタンチェリーはアンティーク・ショップやユダヤ人街なども見どころとされています。
私は古いものや民芸品が好きなので、マッタンチェリーの町歩きが楽しかったです。
フォート・コチ、マッタンチェリーにはカシミールやチベットのアンティークを置いているお店が多くて目の保養ができました。
そして心の保養もたくさんしています。
インドにいると私は外国人。ヒンディー語もマラヤラム語も全く分からないし、英語の文法も会話もめちゃくちゃです。
ここにいても、本当にたくさんの人に助けられています。
デリーでお世話になっている友貴さんには食事や宿、細かな手続きのヘルプなどお世話になりっぱなしです。ここへ来る時も早朝の出発にも関わらず、朝食までも持たせてくれました。
ご主人にはWiFiルーターの購入の際も、外国人だと手続きに1～2日かかるところ、代わりに購入してくれたおかげですぐに使えたので本当に助かりました。
フェリーで行き先が間違えていないか確認した学生さん達は、船を降りてからオートを見つけて交渉してくれて、私がホテルに着くまでの安全をSNSのメッセージで確認してくれました。
郵便局まで送ってくれたオートのドライバーさん、日本までの郵送の手続きが全部終わるまで郵便局の人とのやりとりを通訳してくれたり、梱包を手伝ってくれました。
マッタンチェリーでお世話になったカシミール人の店主さんは、私が数日前に行ったアンティークショップがどこだったか忘れたと話したら、一緒にあちこち探してくれました。
ほかにもたくさん本当にいっぱい助けられているなと、今回のインドでも思うのです。
日本にいるとなるべく自分で解決しなきゃとか、迷惑をかけないようにしようとか、察してくれるだろうとか思ってしまい、ついつい周りとのコミュニケーションも不足してしまいがちだったなと反省したり。
こちらがお礼をいうと、そんな必要はないとさらっと言う人たちの笑顔にも癒されています。
「あなたがハッピーなら、私も嬉しい」と。
人が何らかの行為を行えば、結果は必ずついてきます。そこに何のこだわりや期待や執着もなく、その人のサットヴァ（純粋性）や神性が顕れている時っていうのは、本当に美しい瞬間だと思います。
それが言葉だったり、音楽だったり、武術だったりと、媒体は様々ですが。
そんな瞬間を日々の行いや、ヨガとアーユルヴェーダを通して周りの方と共有していけますようにと、インドの車窓から改めて誓いをたてました。
【12月のアヌクローシャ】
12月は19日からのご予約を受け付けております。まだまだ空きがございます。
イベントシーズンの合間にホッと一息つきたい方、デトックスしたい方はぜひサロンにお越しくださいね。
ヨガのプライベート・レッスンもご予約受け付けております。
ご予約・お問い合わせはインドにいても受け付けておりますのでご遠慮なくどうぞ。
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