10月もあと少し。そして今年もあと少し。毎年同じようなことを思いながら冬支度をしているなぁと、ウールのストールを広げる手をふと止めました。
今月の中旬、台風の影響で縮小された今年のアーユルヴェーダ学会に行ってきました。
会期は短くなっても、昨年の南インドセラピストコースの仲間にも久しぶりに会えて楽しかったですし、
私たちの師浅貝先生をはじめ、尊敬する日本人アーユルヴェーダドクター達の貴重なお話を聞けたので行ってよかったです。
先生達の発表もそれぞれとても興味深く、最近手抜きしがちだったいくつかの毎日の日課(ディナチャリア)をもっと生活に生かそうというリマインダーにもなりました。
たくさんの心に留めておきたい言葉があったのですが、その中でも私の中にストンと落ちてきたものは、最後のパネルディスカッションのファシリテーター、青山圭秀さんの言葉でした。
「アガスティアの葉」や「理性のゆらぎ」などを書かれたベストセラー作家でもあり、アーユルヴェーダの研究や瞑想会などの主宰もされている青山さんの司会は、ファシリテーターとしてそれぞれの先生たちへまんべんなく敬意を表されていると同時に、ともすればバラバラになりそうな6名の先生たちの発言を絶妙な間合いと知性でまとめ上げられていました。
ディスカッションの終盤、壇上の先生たちに続き、今後アーユルヴェーダドクターを目指す人たちがこの会場にもいるかもしれないという話になり、
青山さんが「ヴェーダの神様が(アーユルヴェーダを学ぶ人の)その魂をみつけて、その人に入ってくる」というようなことを仰いました。
6人の日本人アーユルヴェーダドクターたちの中には間違いなく、アーユルヴェーダの神様がいる、そう感じました。
私はドクターではありませんが、セラピストとして、ヨガとアーユルヴェーダを伝える者として、施術やクラスを通し、アーユルヴェーダの神様に守られているというような感覚を日々感じています。
アーユルヴェーダの神様ダンヴァンタリ神をいつも想い、施術前にはダンヴァンタリ・マントラを唱えます。
私はサンスクリット語もわからないし、正式なヴェーダの儀式ができるわけでもないけど、祈りや行為は自然と生活の中にあります。
この「ダンヴァンタリ神といつも共にある」という感覚を、青山さんが言葉にしてくれたような気がして、それがなんだかとても嬉しかったです。
アーユルヴェーダはインドの最古の文献であるヴェーダから生まれた「生命に関する知識」をまとめたものです。
その昔はすべて口承で師から弟子へと伝えられてきました。
ヴェーダの神々に限らず、人が神仏を親密に想うとき、神様、仏様は私たちの中にすーっと入ってきてくれているんでしょうね。
神社仏閣で手を合わせる人々が美しく見えるのは、そんなエネルギーをなんとなく感じ取っているからなのかも知れません。
【11月のお知らせ】
ただいまアヌクローシャオープン2周年の感謝の気持ちを込めまして、全トリートメント10%OFF中です。こちらは18日までです。
年内最後のワークショップが7日と8日にあります。
アーユルヴェーダでは毎日行うと良い日課のことをディナチャリアと呼びます。このワークショップでは、アーユルヴェーダで考える「健康」についてのお話と、日々の暮らしの中で簡単にできるセルフケアの方法の実践を行います。
日時:11月7日(木)13:00~14:30、
11月8日(金)18:30~20:00
場所:フェアトレード雑貨&レストランみんたる
札幌市北区北14条西3丁目2-19 TEL : 011-711-1042
料金:¥2,500 (お飲物代込み)
定員:8名
*7日と8日は同じ内容です
♫ご予約はfacebookイベントページに参加ボタンもしくはメッセンジャーでお願いします。
20日以降は渡印の予定です。サロンとヨガクラスは少しの間お休みになりますので、トリートメントやヨガクラスが必要な方優先でご予約受付いたします。
どうぞ遠慮なくメッセージくださいね。